横山英俊

株式会社Robot Consulting (ロボットコンサルティング)/ founder
https://robotconsulting.net/
~テクノロジーは人を幸せにするのか~

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メタバース、WEB3.0とは?横山英俊解説!

最近何かとよく耳にする「メタバース」や「Web3.0」という言葉ですが、まだあまり理解できていない方も多いでしょう。しかし、近い将来メタバースやWEB3.0の環境が一般的となる可能性は非常に高いです。そのため、今回はメタバースやWEB3.0について、横山英俊がわかりやすく解説していきます。「言葉は聞いたことがあるけど、意味はよくわかっていない」という方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。メタバースとはメタバースは、現実世界に自分の体があるものの、仮想世界で自分自身が行動できる空間を指しています。近年は仮想空間を舞台とするアニメ作品も増えていることから、何となくイメージがつく方は多いかもしれません。特に有名なのが細田守監督の『サマーウォーズ』という作品です。この作品では、インターネット上に存在する仮想空間OZでは世界中の人々が自身のアバターを作って行動しています。行政機関や地方自治体の窓口が置かれており、納税やパスポート発行、婚姻届、選挙までインフラの手続きや支払いをすべてOZで済ませられます。これにより、現実世界が快適なものになるとしているのです。メタバースが注目されている理由メタバースは世界的にも認知度を高めている技術です。あの世界的にもユーザー数の多いFacebookの運営会社も、「Meta」という企業名に変更し、今後数年間はメタバースの開発へ投資することを発表しています。これほどまでにメタバースが注目されているのには、2つの理由があります。1つはオンラインでの接触が可能になることです。例えばオンライン会議をしていると、身振り手振りが見えなくなったり誰が話していいか分からない間が生まれたりすることがあります。せっかくの会議に無駄な時間が増えてしまい、生産性も落ちてしまいます。しかし、メタバース空間であればまるで自分の目の前に相手がいるようにコミュニケーションが取れるため、オンラインにも関わらず本当に会って会議をしているような感覚を味わえるのです。もう1つの理由は新たなビジネスが実現できる可能性が高いという点です。現在NFTというコピーができないオリジナルのデータを付与する技術によって作品が生み出されており、プラットフォームなどで販売されています。NFT作品はたった1つしか存在しないことから、メタバース上で価値が生まれ、資産化することも可能です。このようにNFT作品を使って新しいビジネスが誕生する可能性は非常に高いと言えます。また、購入するのもオンライン上で買い物をしているにも関わらず、メタバース上ならオフラインで話を進めているような感覚で買い物が行えるようになります。Web3.0とは続いて紹介するのが、Web3.0です。Web3.0は次世代インターネットとも言われており、まだ誕生したばかりの概念であるため明確な定義は存在しません。あえて定義付けるとするなら、「権力分散型のインターネット」と言えるでしょう。これまではGoogleやAppleのような企業によって情報が集約されており、プライバシーやセキュリティ面における問題がありました。しかし、ブロックチェーン技術などを用いることで権力を分散し、より快適なインターネット環境にすることを目指したのがWEB3.0なのです。Web3.0が注目されている理由Web3.0に注目が集まっているのにはいくつもの理由があります。例えば、WEB3.0ではブロックチェーン技術を活用することで、取引情報などがすべて暗号化されることから、特定の企業やサーバーに情報が集約されることがありません。これにより、万が一サーバー攻撃やハッキングに遭ったとしても個人情報が大量に流出することを防げるのです。また、個人情報や行動履歴などのデータはすべて自分で管理できるようになります。私たちは普段Googleなどの検索エンジンを無料で利用していますが、その対価として検索履歴や行動履歴などの情報はGoogle側が取得しています。この情報を元に興味のありそうな広告を表示し、アクセスや購入につなげているのです。しかし、WEB3.0であれば利用者自身がデータを管理することになるため、わざわざ広告を配信させずにサービスが利用できるようになったり、逆にデータを提供する対価として報酬を受け取れるようになったりします。さらに、Web3.0時代になると仲介サーバーを必要としないため、ユーザーと企業が直接取引をできるようになります。もしWEB3.0が一般化されれば、これまでのビジネスモデルも崩壊し新しいビジネスモデルへと変遷していくでしょう。横山英俊より最後に当記事では横山英俊がメタバースとWEB3.0についてご紹介してきました。技術は年々進歩しており、メタバースやWEB3.0の時代はもうすぐそこまで来ていると言えます。世界各国が既にメタバースやWEB3.0などの最先端技術に目を向け、そちらにシフトできるよう準備を整えている段階です。そのため、法整備などが行われていけば一気に普及していく可能性があります。ぜひ今のうちから新しい技術に目を向けて、どんなことができるようになるのか理解しておきましょう。